平成20年度の定員割れ大学の割合は47%、短大は67%となっています。また、平成19年度の帰属収支差額がマイナスの大学法人の割合は34%、短大法人は47%とさらに悪化しています。
就職支援やキャリア教育に相当力を入れて面倒見の良い大学にならなければ、いくら学生募集を強化しても集まらない時代になりました。これからの教員は、教育研究だけに専心していればよいのではなく、キャリア教育をしっかり行って企業が採用したくなるような人材を育成し、職員は私学経営を支える中心的な役割を果たすことが期待されております。
本書の内容は、大学の新任教職員に知っておいていただきたい必要最低限の基礎的な知識を網羅し、入門書として編集しましたが、ベテランの教職員にも索引や用語解説を利用して辞書がわりに活用していただけるものと期待しています。常にお手元において有効にご活用していただければ幸いです。
日本私立学校振興・共済事業団
私学経営情報センター
参事 比留間 進
<目 次>
1.私立学校(大学)の歴史的背景 2.学校法人および大学とは 3.学校法人会計とは
4.私立大学等経常費補助金とは 5.国公私立大学を通じた補助制度 6.文部科学省とは
7.会計検査院とは 8.大学の組織 9.大学の入口 ―大学入試(受験)―
10.大学入試に纏わるあれこれ 11.大学の広報 12.大学における教育改革の現状
13.学校と個人情報保護法 14.大学の社会的責任 ・索 引 ・用語解説