≪本書の概要≫
本書は、著者が東京大学の事務局長および理事として、大学経営の改善を目指して取り組んだ改革の実践と展望を記した書であり、評論ではなく行動の書である。
法人化を含む4年間に、著者はこれまでほとんど手をつけられていなかった大学職員の在り方を変え、職員の独自採用、業務の見える化、若手職員の起用など、様々な改革を行った。本書では、それらの取組みの実際やこれまで発表された論稿を中心に編集・加筆されている。
その手法は、東大のみならず、国公私立大学をはじめとする「古い体質の組織」が変化するための取組みの枠組みを提示しており、人事・業務改革の指針となろう。
新しい大学経営と大学職員の在り方を模索する多くの方々に読んでいただきたい。